セーバー病(シーバー病)

西蒲区ふく接骨院です。

今年の夏に当院を卒業された学生さんの症例を今回はご紹介致します。

【セーバー病(シーバー病)】 こちらは踵骨骨端症とも言い、10歳前後の男の子によく見られる踵(カカト)の痛みを伴うスポーツ障害です。  ・歩くと痛い。                                                   ・踵に体重が掛かる、押すと痛い。                                           ・ジャンプ、ダッシュの痛み。                                              ・アキレス腱の下の方も痛む。                                             ・つま先立ちが楽。 などが主な症状として挙げられ、スポーツの後に激しく痛みます。

【原因】 成長期のお子さんの踵の骨はまだ硬い大人の骨になっていません。 まだ少し柔らかい状態で(骨端軟骨)と呼ばれる部分にアキレス腱が付着していて、スポーツなどで激しく動くことでアキレス腱が骨を引っ張って炎症が起こり痛みを発生させます。 ここで無理をしてスポーツを繰り返すと骨が剥がれる(裂離骨折)を発症させてしまうケースもございます。決して無理はしてはいけません!

【治し方】 軽度な場合はふくらはぎの筋肉や足首周りの筋肉の硬さをほぐす事で回復に向かいます。 しかし痛みが強い場合はしっかり治療をしなければいけません。 こちらの学生さんは治療は3回程で卒業されました。 大人の方でも激しいスポーツで踵が痛む事があります。なかなか治らず生活やスポーツに支障を感じる方は当院にご相談ください